ノックマーク

 
 こんな道具を知っていますか?
 「Nock Alignment Tool」。簡単に言えば、ノックの取り付け位置を揃えるための道具です。以前、海外通販カタログで購入した価格は$19.99。ちょっとたいそうな道具ではあるんですが、あまり安いとはいえないかもしれません。
 使い方は下の写真でも分かるように、ハネの取り付け位置を基準にノックの溝を毎回同じ位置にセットするのです。なぜこんな道具が必要かといえば、一度作った矢が壊れなければいいのですが、使用中にノックが取れた後に同じ位置にノックが取り付けられないと、次にハネが取れた時にはフレッチャーに対する位置が狂うと、ハネが綺麗に3枚120°の角度で貼れなくなるというわけです。
 
 昔、あるいは今でもインドアなどでアルミシャフトを使う場合は、矢を作る時にあらかじめカッターなどの尖ったものでノック取り付け位置にノックマークを刻んでおいて、これにノックの中心線(ノックを作る時の割り型の線)を合わせて取り付けます。これをしておくと、試合などでノックの交換が必要になっても、道具を必要とせずその場で同じ位置に取り付けることができます。
 カーボンシャフトでも同様のことは必要なのですが、オールカーボンシャフトやオーバータイプのノックではキズが付け難かったり、見難いことがあってあまりこれを行わないアーチャーが多いようです。
 キズを付けなくとも、ペンで印を書くのもいいでしょうし、道具を使うのも結構です。ともかくはちょっとノックの位置にも注意を払いましょう。

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