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このハンドルは昔使っていた一本ですが、ウインドウ下部のレスト付近が薄く作ってあります。これはレストでのトラブルを回避するために、市販のハンドルよりこの部分を削ってクリアランスを大きくとってあるのです。最近は細いカーボンシャフトを使うためにこの種のトラブルは減っているのと同時に、ウインドウ自体も最初から昔より深く作ってある弓がほとんどです。 |
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このような細工はハンドルだけに限らず、リムや矢においても結構普通に施されているものですが(オリンピック選手が市販品と同じ物を使っていると考える方が間違っているのですが)・・・・。サイトピンの位置にしても、個人的にはスパインが硬目の矢を使うにもかかわらず、結果的にサイトピンが非常(異常)に中(右)に入る傾向があります。それは射ち方からくるものなのでしょうが、無風ならともかく、左から吹く風の時などはサイトピンとウインドウが重なって狙えなくなるので困ってしまうことがあります。そんな時のために、強度や耐久性が低下することは覚悟の上で、昔は市販品よりウインドウ全体が3mm薄いハンドルを使用していました。これは無風で射っている時でも、サイトピンが弓の中心より大きく右にずれていることを意味しています。このように、的中精度を求めた結果としてサイトピンが弓の中心位置からずれることはあるのです。 |
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話は戻りますが、新しい弓を始めて使う時はサイトピンもセンターショットに合わせると良いでしょう。しかし、中級者以上になればサイトピン位置でクッションプランジャーなどのチューニングを行ったり、射ち方に疑問を持つのではなく、的中精度を求めた結果のサイト位置がそのチューニングや自分のシューティングにとってのベストポジションと理解するべきです。 |