インドアの本気のオマケのおまけ

 とはいっても、もう若くはなく本気もありません。
 なのですが、インドアの季節になると、毎年矢だけは物置から出してきます。弓も同じ、スタビライザーも同じ、ストリングハイトも同じ、当然昔のようにパーフェクトを本気で狙っているわけはありません。なのに、カーボンアローをインドアで射つ「勇気」だけはないのです。道具とココロの準備だけはしたいのです。カーボンをインドアで射つほどの自信はありません。
 アルミアローのケースには、毎度のインドア用クッションプランジャーも入っています。当たり前のことですが、矢を替えれば、プランジャーのセッティングを変えなければいけません。
 毎年、矢と一緒にこのプランジャーを使います。特に硬さを変えるわけでもなく、そのまま取り替えて使うだけです。ところが、唯一困ることがあります。レストです。
 ツメの上下位置を変更できる金属レストを使っている時はいいのですが、ちょうど今年のようにプラスチックレストを使っていると、レストを貼り替え(交換)なければなりません。
 シャフトが太くなる分、プランジャーチップとシャフトとの接点が上部に移動して、プランジャーチップの端で矢のプレッシャーを受けることになります。(右の写真)
 シャフトのセンターとプランジャーチップのセンターが一致することが理想であり、そうするべきなのでしょうが、正直言うと、そんなには気にしていません。多少のずれは平気です。しかし経験則なのですが、↑これくらいずれてしまうと「レストアップ」ではないのでしょうが、なぜか普通に射ったにもかかわらず矢がとんでもないところに飛ぶことがあります。
 そこで今回はレストを貼り替えました。金属レストでもそうなのですが、プラスチックレストはツメの先が減っていきます。ちょうど交換時期でもあったので、替えました。
 古いレストはキレイに取り去って、接着面はアルコールで脱脂をして、新しいレストを貼ります。レストは当然のことながら、使用中に動かない(ツメではありません)ことが大前提です。そのため、接着用のテープは一度貼ってしまうとやり直しができません。そこでこれも経験則になるのですが、プランジャーチップとの位置関係もそうですが、ハンドル側に印を付けておくなどして、1回で最適な位置に貼らなければなりません。(実際にはそのためにも、授業料は掛かります。)
 それにしても、270点台くらいまでは感じないかもしれませんが、290点くらいから本気になると30射すれば1本や2本はジャッジを呼ばなくてもオンラインを確認する場面があります。それがカーボンアローなら、多分アルミアローであればラインにタッチするはずです。
 インドアで勝つか負けるかは、1点の勝負です。そして世界で勝つなら、意識は300点です。よくそんな場面で、カーボンアローを射つ勇気がありますね。よほどの自信があるのでしょうが、それでも自信だけでラインにタッチはしてくれません。

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