大口径アルミアロー

 いやぁー、あったかくていい正月です。そこで早速、「初射ち」と思ったのですが、ちょっと今年は射てる場所がなくて、、、一緒に練習させていただきました。ありがとうございます。
 そんな都合で、アウトドアの30mをお付き合いさせていただいたのですが、弓のセッティングがインドア用だったので、そのまま射ちました。そう、ちょうど40年前の、アルミ矢に鳥羽根で90mから射っていた時代を思い出して、懐かしく30m練習してきました。いやー飛ばないわ。
 それはいいのですが、ここにも書いたように年末に初めて「2212」という大口径シャフトのインドア用アルミアローを作ったばかりだったのですが、、、「22径」以上の太さが「大口径」と書きましたが、言い忘れていました。肉厚「14径」までは昔からあるスタンダードなサイズなのですが、それより薄い肉厚のアルミシャフト(13や12径)は大口径シャフトが作られるのに合わせて生まれたサイズです。14径より薄いシャフトは22径より太いシャフト同様に、ちょっと特殊なインドア用アルミシャフトということになります。
 そこで言いたいことは、初めて使った「2212」ですが、「12径」の肉厚は薄いわ! 「14径」でも長く使っていれば当然のように傷みますが、今回たった2日200射程度を30mで射っただけで、簡単に表面がいっぱい凹みました。もったいない。。。
 写真では伝えにくいのですが、簡単にボコボコです。試合のように1スポット1アローなら問題ありませんが、2014なら18mでも、もう少しはタフです。仕方がないといえば、それまでですが、くれぐれも注意しましょう。
 ただこれも経験則ですが、シャフトの曲がりやこの種の凹みでスポットを外すことは稀です。ただ、これが大口径カーボンアロー同様にチューニングされていないコンパウンドなどでは、突然の折損やクラックにつながります。あるいはこのように簡単に凹むということは、いくら細いアウトドア用のカーボンアローでも事情は同じということです。
 オールカーボンシャフトならクラックがシャフト表面に広がり発見しやすいのですが、タチがわるいのがアルミをコアとしたカーボンアローです。アルミとカーボン層の間に剥離が起こり、12径よりはるかに薄いアルミチューブに凹みができても、表面のカーボン層は外観からは健在に見えます。何が起こるかというと、突然の剥離やクラックの前に、なぜか外れる矢として的面にスパインの違いを見せてくれます。しかし、最近の矢をチェックしないアーチャーには、外れる原因がわからないのです。
 インドアに限らず、ともかくは矢をチェックする習慣を身に付けましょう。特に的面で矢同士がヒットした時は要注意です。ノックが傷んでいなくても、シャフト同士でも矢は傷みます。真っ直ぐでも外れる矢があります。ともかくは、注意しましょう。
 ということで、今年もがんばりましょう!

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