そこで、まずは上級者が使う競技用の道具を簡単に説明したうえで、初心者の道具の話をしましょう。 |
その前に、よく弓の「右用」「左用」の質問を受けます。↓この写真が「右射ち」で「右用」の弓です。弓を左手に持ちますが、これが「右用」「Right
Hand」の弓になります。それともうひとつ、弓の「フェイス側」(フェイスサイド)というのは、顔側の面のことで、狙っている時に見える側です。これとは逆の側を「バックサイド」と言い、的側に面した側になります。 |
|
ということで、これが競技で使う道具一式です。ボウとアローにはそれぞれ付属品が取り付けられるので、この後でもう少し詳しく説明しましょう。 |
そこでそれ以外の道具としては、次のようなモノがあります。 |
■ アームガード
これは弓を持つ側の腕にゴムで取り付けるプロテクターです。皮製や樹脂でできたものなど、形もいろいろありますが、矢を放した時のストリングから腕を守ります。(初心者であっても上級者であっても必要な道具です。) |
■ タブ
フィンガープロテクターとして、ストリングを引く指に取り付ける皮製の道具です。これも弓を射つ時には必ず必要な道具ですが、初心者の時期には「グラブ(グローブ)」と呼ばれるストリングを引く3本の指にそれぞれかぶせる形の道具を使います。 |
■ ボウスリング
アーチェリーでは矢を放した瞬間、ハンドル(ボウ)を握ってはいけません。弓を自然な状態に置くためですが、そうすると弓は手から離れて落ちてしまいます。そのため、弓を手の中にとどめておくために紐でハンドルを手に結んでおくための道具がこれです。初心者でまだアローを発射しない時期には使わないこともありますが、射つようになれば初心者であっても上級者であっても必要な道具です。 |
■ クイーバー
アローを入れて腰に下げる道具です。皮や人工皮革でできています。上級者はたくさんのアローが入る形やポケットの付いたものを使いますが、初心者ではとりあえずは6本のアローが入れば十分でしょう。 |
■ チェストガード
ストリングが胸や衣服に引っかかって出て行くのを防ぐための道具です。女性だけではなく、射ち方によっては男性も使用しますし、寒い時期に厚着をして射つ時にも必要な道具です。 |
|
では、次に弓と矢の説明です。ただしここからの付属品は初心者では使わないモノがあったり、的中精度に直接影響するので実際にはもっと詳細な知識が必要な場合があります。そこでここでは概略だけの説明にとどめたいと思います。 |