KURE CRC シリコングリースメイト

 定番「5-56」のついでに、ではどんな「グリス」がアーチェリーにいいか?
 実は個人的には、リカーブアーチャーとしてはグリスが必要な場面は、ほとんどありません。(ホントはあるんでしょうが。。。) 5-56で済まそうと思えば済んでしまうのです。ところが、コンパウンドアーチャーになると、そうはいきません。レスト、リリーサー、滑車、そして何よりもリムとハンドルの接合部です。
 そこで呉工業さんに聞いてみました。しかし予想通りで、アーチェリーメーカーが指定することで、油メーカーでは回答できないということでした。もっともです。
 そこで「グリス」を探してみました。例えばホームセンターでは、工具類の所ではなくカー用品コーナーの所にたくさんの種類が置いてあります。有名自動車用品メーカーのものも結構あります。

 仕方なく、再度聞いてみました。アルマイト加工のハンドルとリム、そして場合によっては樹脂やゴム製のワッシャやパーツが含まれる前提で、どの製品がオススメかを聞きました。

>弊社製品群のグリースで、樹脂に使用可能な製品は、「シリコングリースメイト」のみとなります。ただし、やはりお問い合わせの用途に適している製品か否かは判断いたしかねます。そのため、申し訳ございませんが、ご使用の際は弓のグリースと同様にメーカーや販売店へご相談されることをおすすめいたします。

 呉工業さんには「シリコン」が付かない「グリースメイト」なるウレア系グリースも何種類かあります。モリブデン配合の高級品もあります。これは他社も同様で、樹脂部分を含まずエンジンのように高温になる場合は適しているのでしょうが、あえてシリコン系とのことでした。(金属部分だけなら、どのグリスでもいいと思います。)
 そこで探しに行ったのですが「グリースメイト」はあっても、「シリコングリースメイト」がなかなか見つかりません。仕方なく、呉工業さんに電話で聞いてみました。答えは、この商品は定番とまではいかないようで、契約で納めているお店が限られるようです。関西で納めているホームセンターも聞いたのですが、近くになくて、、、、「スーパーオートバックス」にあるというのを確認しました。(地域によって異なるので、ご注意ください。)
 そこで買いに行ったのですが、実はグリースメイトには「スプレータイプ」とチューブに入った「ペーストタイプ」の2種類があります。ボウプレスをお持ちで、年に一度はリムボルトなどを洗浄してグリスアップされる方はペーストタイプがいいのでしょうが、普通に使われるならスプレータイプで十分です。どちらも定価は1300円。ペーストタイプは垂直面でも垂れないとの宣伝文句ですが、スプレーを使ってみると噴射時は液状ですが、すぐに粘度がでて十分普通に使用できます。飛び散りに注意して、一旦どこかに吹き付けて、それを塗り付ければOKです。
 「5-56」で洗浄と防錆をして、「シリコングリースメイト」でグリスアップすれば、完璧でしょうか。ともかくは場所と目的を考えて、使い分けてください。

 

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