フローティングウエイトシステム (Floating Weight System)

 
 このアイデアは、尊敬する伊豆田さんからヒントをもらいました。1980年代はじめ、まだBEMAN社に先を越される前、EASTONもヤマハも独自のカーボンアロー開発を進めていました。先行するEASTONに対しヤマハも試作に入っていたのですが、そんな研究室段階でこんなアイデアが伊豆田さんの頭の中にはあったのです。カーボンシャフトの中に重りを張るのです。これによって減衰率を高め、アーチャーズパラドックスをより速く解消しようと考えていました。そんな話を聞いた時から、ずっとこれをスタビライザーに転用できないかと考えていました。そこで何人かの方にはだいぶ前から話していたのですが、誰も試作をしないので自分でやってみることにしました。
 図↑では一例が示されていますが、実はいろいろな発想ができると思います。センターロッドだけでなく、短いロッドやエクステンションロッドにも組み込めます。これ自体をウエイトにすることもできます。また、センタースタビライザーの先端から左右のVバーロッドの先端にワイヤーを張り、その中間に重りがあることを想像してみてください。棒の重さは限りなくゼロに近づき、重りが空間に配されるのです。あるいはギターのチューニングのようにワイヤーのテンションを変えれば、特定の振動を解消することも可能でしょう。また位置や向き、テンションを調整すればスライディングウエイトシステムのような効果を持たすこともできます。
 ともかくは、これがヒントです。次は皆さんのアイデアをもらえませんか。
 
 この続きは、もう少しあとで・・・。  (^^ゞ
 

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