先達の精神も添えて
一間中墨、扇子の準。【イッケンナカズミ、センスノカネ】。
一間中墨とは、左右の爪先の間を三尺に踏むことで、扇子の準とは、その両爪先の方向を外八文字の形に置くこと。これが足の構えの基本形であるという教えです。そして、このカタチの中に「射手は一間という狭い中に住み、周囲のことを忘れ、弓を引くことだけに集中せよ」というコンセントレーションへの極意が潜んでいるようです。カタチに精神をみる弓の道。スクエア、オープン、クローズ、あなたがどんなスタンスをとっても、スタンスの中に精神集中という柱を立てなければならないのと同じでは。先達の教えとアーチェリーの融合。
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