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−−− Check 1
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片手の手のひらの上で、チェックしたい矢を独楽(コマ)のように回します。 |
慣れれば簡単なことですが、曲がっている矢は小さな振動が手のひらに伝わってきます。ポイントの先端が傷んでいたり、稀ですがポイントの精度がでていない時などにも同様の振動を感じることができます。また、これは誤差の範囲ですが、曲がっていると感じるシャフトであってもポイントの取り付けの向き(軸の回転)を微妙に変えてやると直ることがあります。これはポイント自体の精度の問題です。そして、このチェック方法は試合中などでもハネが取れている時はそれを簡単に発見できます。 |
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−−− Check 2
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チェックする矢のポイントを右の手のひらに置いて、 |
左手に持ったシャフトの上を高速で回転させながら転がします。 |
チェックしたい矢のいろいろな部分を転がしてやると、曲がっている時はコトコトと矢が跳ねるので曲がっている個所が特定できます。また、ハネが取れたりシャフトに凹みができたりしている時も矢が大きく跳ねるのですぐに発見することができます。 |
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−−− Check 3
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同じように右の手のひらで高速で矢を回転させますが、 |
今度はシャフトのヴェイン付近を親指と中指の爪の上に乗せて滑らせます。 |
これはノックの傾きを見るためのチェック方法で、目はノックの先端に集中します。昔、アルミアローでテーパー部分にノックを接着していた頃は不可欠のチェックでしたが、最近ははめ込み式のノックになってからほとんで行われなくなってしまいました。また、一般にバイターと呼ばれる非対称形のノックではよほど慣れないと、その軸の傾きが発見できないのも事実です。しかし、慣れてくると稀にではあっても、はめ込み式ノックの異常を見つけることができます。そして実際にはシャフトの微妙な振れ以上にノックの歪みは的中精度に影響をおよぼします。 |
(注)
矢の使用中にシャフト部分の割れや凹みのチェックは絶対必要ですが、残念なことにカーボンシャフトの場合は曲がりに対してはその有効な修正方法はありません。それはカーボン素材そのものの特性でもあり、カーボンリムがねじれ難いがねじれたものを直し難いのと同じように、曲がっているカーボンシャフトはドライヤーなどで加熱して修復する方法もあるのですが、まず無理と考えた方がよいでしょう。それと、曲がっているからといって、それが直接的中に影響するかは別問題です。これらのチェックはアーチャーの安心感とトップを目指す人の心構えの問題であって、的中にはまずシューテュイング技術とチューニングをチェックしてください。
m(__)m |
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−−− Check 4
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もうひとつ。PRO Select
を使用しているアーチャーには簡単なチェック方法があります。シャフトを思い切り曲げてみます。もし割れがあれば簡単に発見でき、問題のない矢は曲がったりすることなく完全に元の状態に復元します。PRO
Select の強度を知る意味でもぜひトライしてみてください。ただし、これを見て自分もできると思って
ACE
をダメにしても責任は持ちません・・・・。 (^^ゞ |