アーチェリーネット。「防矢ネット」とも言いますが、目が広がり難く、飛んでいる矢を止めてしまう特殊な編み方をした網です。アーチェリーレンジだけでなく、最近では矢がタタミを貫通するのを防ぐために的の裏側に垂らしたりしても使われています。個人で購入することは少ないのですが、いくらぐらいするのか見積もりを取って調べてみました。家に練習場を作れる方は参考にしてください。 (^^ゞ |
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アーチャーが試合場や練習場で目にする「アーチェリーネット」はほとんど同じだと思うのですが、その理由は東洋紡や東レ、その他の大手メーカーで製品化しているネットはほとんどがOEM(他社ブランド生産)で作られているもので、元をたどれば同じ製品なのです。 |
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これら4種類のネットがアーチェリー、防風、防砂用ネットとなっていますが、「No.709」という製品がもっともアーチェリー用には適するとされています。(素材:ナイロン 網方:ラッセル 加工方法:縫製 結節強度:たて281
よこ147kg 結節伸度:たて121
よこ146%) 設計単価(定価)
1u=¥7000
とカタログには記載されています。ポリエステル製の方が若干長持ちするそうなのですが、このナイロン製No.709がもっとも強く、矢を通し難いということです。 |
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では、定価はともかくとして、実売価格はどれくらいになるのか。 |
ちょっと写真ではわかり難いのですが、老朽化した70mの射てるレンジのネットを張り替えて、ついでに鉄製のポールを塗り直す「見積もり」をとってみました。(高さ4.2m×81m
+ 1.8m×44m =419u) |
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合計「¥270万」。良心的な見積もりだと思います。実際には定価(設計単価)「¥7000/u」が
「¥3200/u」
になっています。ネットとしては約「65%オフ」ですが、これには施工費や古いネットの処分代をはじめ、縫い合わせやハトメを取り付けたりした加工費も含まれています。ネットの代金だけではこう安くはなりません。 |
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ちなみに耐用年数4〜5年ということで、ネットに穴が空いたりした場合は、ネット自体がまだしっかりしていれば
かがる
こともできるのですが、できればその部分一枚を交換した方がいいのかもしれません。 |
それと余談ですが、こういった「アーチェリー用」と名の付いた製品があるから、予算のある公営レンジなどではこのネットを使います。しかしご存知のように、最近の細いカーボンアローでは実際に貫通してしまうことが多くあります。特にネットがしっかり張られ、面に直角に矢が当たれば確実に抜けてしまいます。本当に「防矢」ネットとして使うのなら、カーテンのように何枚にも重ねて、余裕を持って垂らしておく必要があるのでご注意してください。 |
ということで、ご参考まで。。。 |