ちょっと使って(テストして)みたいシャフトが手に入ったので、矢を作ってみました。ただし、今回は「オールカーボンシャフト」ということと、オールカーボンでありながらアルミコアシャフトでも使われるインナータイプ(差し込み式)のノックやポイントが専用パーツとして用意されているので、その部分を書きます。これまでの作り方とあわせて、ご参考まで。。。。 |
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そこでシャフトを切ることから始めるのですが、、、実は置き方が悪かったのか、シャフトカッターをいつものように箱から出すと、ブレード(刃)が割れていました。(使用中の割れでなく幸いでした。) そろそろ交換時期だったので、それはそれでよかったのですが、、、交換する新しいブレードを固定する時に、ほんの少しですがひねってしまったようです。これまた簡単に割れてしまいました。ブレードの扱いは、くれぐれもご注意ください。 |
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そこでまずは、「ノック側」を切ります。アルミカーボンシャフトも含め、切り落とす長さはともかくとして(樽型のシャフトは切る長さに注意が必要ですが)、必ずノック側も切るようにしましょう。メーカーの切り方自体が雑なこともありますが、輸送中に見えないヒビが入っていることもあります。 |
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そのあと、作りたい長さにあわせて「ポイント側」を切りますが、このあと必ずシャフトの外側と内側のバリ取りと面取りを行います。外側は400番程度の細かいサンドペーパーで、内側は↓写真のような道具を使いますが、どちらもほんの少しです。特にアルミカーボンでは内側のバリ取りは不可欠ですが、面取りとあわせて強く削りすぎると、アルミ部分がなくなり、射っている間にポイント側、ノック側ともに割れてくることがあります。注意してください。 |
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そしてここからが、初めての「ピンノック」です。アルミコアシャフトを使われている方はご存知でしょうが、今回はオールカーボンシャフトであるにもかかわらず、オーバータイプ(シャフトにかぶせる)ではなくインナータイプ(シャフトに差し込む)のポイントやノックが使えるようになっています。 |
そしてノックは、そのまま差し込む「インノック」だけでなく、他のピンノックもそのまま使用できる「ノックピン+ピンノック」もあります。そこで今回は、個人的にはあまり好きではないのですが、あえて「ノックピン」で作ってみました。 |
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ノックピンの固定は、ポイント同様に「ホットメルト」(松脂タイプの接着剤)で行います。ただし、ポイントのようにシャフトへの挿入部分が短いので、特にしっかり固定する必要があります。また、オールカーボンだけでなくアルミコアでも同じですが、取り外す時も含めあまり高温にできないことと、直接シャフト部分に炎を当てないように注意してください。 |
ホットメルトは必ず、流れ出す程度に溶かし、挿入時にはほんの少しピン側も暖めた状態で、回転させながら最後まで押し込みます。また固まりだす前に離すと、シャフト内の空気で押し出されることがあるので、それも注意しましょう。 |
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同様の方法で、ポイントも取り付けます。 |
が、なぜ個人的に「ノックピン」が好きでないかというと、的面で継ぎ矢でのシャフトへのダメージを減らすであろう「ノックピン」ですが、、、ノックピンを固定した段階で指先で回転させてピンの先端を見ると、12本中2本が明らかにノックを付けて射てば的中位置が異なるであろうと分かるほどに、真っ直ぐに付いていないのです。これは割合はともかくとして、アルミコアシャフトでも起こることです。ノックを付けてでも確認できますが、バイターノックの場合は左右非対称形のため、慣れないとチェックしにくいのでこの状態で確認するのがいいでしょう。 |
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結局、ピンの先端を高温になり過ぎないように、シャフトに手を添えて注意して暖め、何度かトライしてやっと12本完成です。やはりノックとシャフトの間に余分のパーツが1個加わることは、それだけ精度に対しての注意が一層必要になるということです。 |
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あとははみ出したホットメルトをカッターで注意して取り去れば、完成です。そしてノックを付けて、ハネ貼りですが、、、ここで再度ノックの曲がりを点検してください。結構曲がったノックで射っているアーチャーを見かけますので。。。。 |