スタビライザーを切る

 この種のモノの接着には定番の「エポキシ系接着剤」が使われています。そしてエポキシの接着を外すのも定番の「加熱」なのですが、ロッドの場合は結構隙間なくしっかり接着されているのと、カーボン素材ということで高温の加熱が出来ないという問題があります。
 もし家庭でブッシングをカーボンロッドを傷めずに綺麗に抜くとするなら(ほんの少しロッドを短くしたい場合など)、直接カーボンロッドを加熱しないで熱湯以上の温度を加える方法としては、例えばアイロンやハンダゴテをブッシングの先端に当てて、ロッドが割れないように注意し回しながら金属側からエポキシを外す方法があります。
 しかし今回は切り落とす部分が長かったのと急いでいたこともあって、ちょっと手荒な方法ですが、エィッヤぁでやってみました。一応参考までということで、、、、すいません。よろしくお願いします。
 
 そこでこの方法が使えるのは、切り落とす長さがロッドの中に挿入されているブッシングの長さよりも長いことが条件です。とはいえ、挿入部分の長さはロッドの種類やメーカーによって異なるので一概には言えませんが、5cm以上が目安でしょう。
 もっと切り落とす部分が短い場合は、先に書いたようにまずは丁寧にブッシングを抜くことから始めるのですが、今回はまずはアローカッターで希望の長さにロッドを切り落とします。アローカッターがなければヤスリで丁寧に切ります。
 そして手荒にガスバーナーで加熱(?)しながら、プライヤーでブッシングを無理矢理引き抜き(ちぎり)ます。
 あとはカッターやヤスリを使って、ブッシングをキレイにします。そしてそれと併せて新たに挿入するロッドの切り口と接着面をサンドペーパーで荒らします。
 そして市販の「エポキシ系接着剤」で固定すれば、完成です。
 ということで、最近なぜか長い(長すぎる)ロッドを使う傾向にありますが、市販のものが最良と考えず、自分に合った長さや重さの道具を使いましょう。

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