タブの作り方余話

 2004年8月12日、時間があったのでタブを作り替えました。で、結局は自慢なのですが、ちょっと驚いたのでページに書きます。だからどう? と言われると困るのですが、「タブの作り方」の続編として参考にしてもらえると幸いです。。。

 「タブの作り方」の時に作った(作り替えた)タブの表面に割れが出てきました。まだ使えることは使えるのですが、ちょっと時間があったのと、次の試合までにちょっと日があるので、今日作り替えました。ちょうどいい皮が手元にあったので。
 で、何が驚いたかというと、
 2シーズンくらい使ったかなぁと思っていたのですが、片付ける時に気付いたのですがもう6年近くこの皮を使っていたのです。今でも1シーズン2万射はします。10万射以上使っていました。スゴイと思いませんか?!!
 自慢なので、だからどうと言われると困るのですが、、、この皮はコードバンの「本トロ」のような部分の皮なのです。1頭の馬から40センチ角くらい取れる特別の部分なのですが、それをもらって(ごめんなさい、普通では入手できません。だから自慢であり、特別なのです。)そのなかでも特にいい部分をちゃんと向きを決めて自分用に作るのです。すると、雨でも炎天でも日々使って5年以上、滑らかで表面がスムーズな状態で同じタブか使えるのです。スゴイでしょう。たぶんどこの馬の骨かわからない馬の皮で、適用な向きに打ち抜いた皮を使っているアーチャーにはスゴイと思ってもらえると思います。だから、一応紹介します。それはタブなら同じ、高価ならいいと思ってもらいたくないからです。
 そんな皮を、これまた20年以上前から使っているプレートに取り付けます。コードバン2枚、表面の皮にはスリットを入れて、そしてとりあえずは少し大きめに。(手に当たる皮の方が表面の皮より長くしておく必要があります。)
 あとは明日、射ちながら不要な部分を切っていきます。たぶん数日で手になじんでくれます。特に手入れはしません。雨の後にはベビーパウダーをたまにまぶすだけです。ほんとに使いっぱなしです。でもいい皮を使えばこれだけもつのです、自分の手の一部として。
 どこで手に入るかとか、いくらでも出すから分けてくれ、というメイルはしないでください。36年間、毎日射って、毎日アーチェリーのことを考えていると、それなりにいろいろなことがあるのです。ご参考までに。。。。

  (追記) 8月13日
 100射ほどしながら、不要な部分を少しずつハサミで切ってこんな感じになりました。まだ最終ではありません。皮自体も多少縮んで、フックの形がなじんでくる間、まだ少し切ってやります。
 ともかくは射ってみて、皮の表面に残る跡を見ます。多少の経験則もあるのですが、よく見ているとストリングが擦っていない部分があります。そこを少しずつカットしていきます。そう考えると、市販のタブでも大き目から徐々に自分の手にあわせて作っていくのがいいでしょう。大きすぎるタブはフックやアンカーの邪魔になることもありますが、小さめのタブで痛い思いをするより、大きめから自分用を加工していく方がいいのかもしれません。
 市販のタブでも、表面の皮にスリット(中指と薬指の間に切れ目)を入れてやると、タブが早く手になじむだけでなく、しっかりしたフックを確保し易くなります。
 それと新しいタブで、最初のうちギシギシと異音がして困ることがあります。そんな時も、ベビーパウダーをまぶしてやると音は消えます。ご参考までに。。。。

copyright (c) 2010 @‐rchery.com  All Rights Reserved.
I love Archery