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フィルム製のハネはその性格上「両面テープ」で貼るのが一般的であるように、ビニールやゴムのハネは「フレッチタイト」などと呼ばれる接着剤を使用するのが一般的です。しかし接着剤の場合は、1枚のハネの接着剤が乾くまでの数10分は使用できないばかりか、接着剤の完全硬化を考えると少なくとも1〜2日はそのままで置いておく方が、強度は増すでしょう。(1週間くらいは置いた方が良いのかもしれません。) フィルム製ベインが台頭してきた理由のひとつには、そんな貼る手間の問題やメンテナンスの簡単さがあります。(実際にはテープでも数日は置いた方が良いでしょう。) |
ところがBohning社から販売されているアーチェリー用の両面テープを使用すると、フィルム製のベインのみならず、フィルムベイン以外でも簡単にハネを貼ることができます。(このテープはフィルム製のハネを貼るのにも非常に有効です。) 接着剤に比べれば当然強度は異なりますが、それでも雨や炎天下の試合でも十分に使用に耐え、そして何よりも簡単で綺麗にハネの貼られた矢が手に入ります。 |
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しかしこれはフィルム製ベインも同じなのですが、より接着力を増すためには接着剤で貼る時と同様にシャフトの表面の荒らしや接着面の脱脂をアルコールでしっかりとする必要があります。 |
それらをしたうえで、クリップに挟んだハネにまず両面テープを貼り付けます。 |
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そしてハサミかカッターでハネからはみ出たテープを切ります。 |
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後は両面テープのシールを剥がして、クリップでシャフトにしっかり押し付ければ出来あがりです。 |
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ご覧のように接着剤がはみ出ることもなく、綺麗に簡単にハネを貼ることができます。しかし、これは接着剤やフィルムのハネも共通することですが、よりしっかり貼り長持ちさせるには最後にハネの両端をフレッチタイト(接着剤)でしっかり止めることがポイントです。 |