Subject: 関西リーグ初戦に関する問題
Date: Thu, 21 Mar 2002 09:25:42 +0900

関西学生アーチェリー連盟リーグ戦への高校生参加に関する
立命館大学監督からの確認要請についての私見

 平成14年3月21日
 全日本学生アーチェリー連盟
 委員長 ○○○○○

  1.概況
2002年3月31日に行われる予定の関西学生アーチェリー連盟(以下 関西学連)の試合「関西学生アーチェリーリーグ戦第1戦」(=非公認試合。以下 リーグ戦)において高校生(2002年4月1日付で大学入学が予定されている者)の出場が、関西学生アーチェリー連盟にて特例的に許可されました。
このことに関して立命館大学監督□□□□氏より、関西学連の上位団体である全日本学生アーチェリー連盟(以下 全日学連)としての対応の問い合わせがありました。
全日学連として全役員が集まり話し合う機会を早急に設けられないため、委員長である○○の私見による回答となります(幹部役員7名確認中)。ご容赦下さい。

  2.論点
A) 上位団体の規定との整合性について
非公認試合で関西学連が独自に行っている試合なので、全日学連(及び(社)全日本アーチェリー連盟)の諸規定が関知できる範囲を逸していると考えます。

B) 事故や怪我の問題について
試合自体が関西学連の主催・主管している非公認試合であり、全日学連及び(社)全日本アーチェリー連盟の管理していない範囲の試合なので、万一当該高校生に事故や怪我が起きたとしても全日学連は責任を負うべきところではないと考えます。ただし、上位団体として全日学連は関西学連に対し、この点において注意を喚起する必要があると考えます。

C) 上位大会(公認試合)への影響について
リーグ戦が非公認試合であっても、リーグ戦からつながる上位大会には全日学連の主催試合や公認試合である物もあります(関西学生アーチェリーリーグ戦優勝決定戦や全日本学生アーチェリー男子・女子王座決定戦(以下 王座決定戦)など)。これを踏まえると全日学連もリーグ戦に対して無関係とは言えないのではないか、という見方がありますが、そもそもこれらの公認試合とリーグ戦を結び付けているのは関西学連であり、全日学連や(社)全日本アーチェリー連盟が規定しているものではありません。具体的な所では、王座決定戦に出場する大学は、全日学連が各地区に1校ずつの枠を割り振っておりますが、この枠を関西学連が独自にリーグ戦と結び付けているに過ぎません。この「結び付け」に関して全日学連は是非を言及すべき立場にはないと考えます。

D) 記録について
当該のリーグ戦第1戦は非公認試合である為、学生記録・高校記録・日本記録・国際記録とも関わりを持つものではありません。

E) 最大の問題点
事故や怪我の点を含め、高校生である選手を試合に出場させる許可を出すに当たり、関西学連は高校生の所属する全国高校体育連盟アーチェリー専門部との間で連絡をよく取り合い、十分な配慮をすべきであると考えます。また、その点につき、全日学連は関西学連に対して注意を喚起する必要があると考えます。

  3.結論
この問題について、上位団体として全日学連は関西学連に対し「関連団体へのより一層の配慮と注意」を喚起する立場にこそあるが、高校生の当該試合への出場を許可することについてその是非を言及できる立場にはない、と考えます。

 
 いかがですか。学連や学連OB/OGの方もご覧と思いますが、納得がいきますでしょうか。

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