エイミング感覚
VS シューティング感覚 |
このふたつの感覚を言葉を替えて表現するなら、「
狙っている時の安定感 」 と 「射った時の弓の飛び出し感
」ということになります。これらは一見相反する感覚のように思えますが、そうではありません。確かに狙っている時の安定感を求めるなら、エクステンションロッドを使わずVバーを直接ハンドルに装着し、Vバーのロッドの角度を下げてやればエイミング時のアーチャーの安定感(安心感)は向上し狙い易くなります。ところが、このセッティングでより安定感を求めていくと射った時の弓の飛び出しは悪くなり、エイミング時の伸びていく(押していく)感覚も鈍ってしまいます。逆にクリッカーを鳴らし易く(押し易く)、射った瞬間の弓の飛び出しとシャープさを追求するなら、エクステンションロッドを使いVバーの角度を水平にするなら、弓の重心は前方に移動し射ち易く伸び易くなります。しかし、エイミング時の安定感は損なわれます。 |
だからこそ、このふたつの感覚を理解するアーチャーはエクステンションロッドを使用しない時はアッパーにロッドを取り付けて重心位置を前方に移動させ、またエクステンションロッドを使用するアーチャーはカウンターバランス(一般にハンドル下部に取り付けるスタビライザー)を取り付けたり、あまりセンタースタビライザーのウエイトを重くしないように心掛けます。 |
このどちらの感覚をアーチャーが重視し、何を求めるかでセッティングは異なり、あるいはセッティングの仕方によってはこれらの中間を得ることでどちらの長所も獲得することができます。 |
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