ちょっと知り合い↓です。親バカですぅ。。。。 (^_^) |
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2歳半の娘が「アーチェリーしたい!」というので、何とかしてそれらしいことができないかと作ってみました。 |
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まず竹をナタで4等分に裂きます。
ササクレでケガをする可能性があるので革などの手袋をした方がいいでしょう。
割った竹はそのままでは使えないので内側の節やササクレができてるところを丁寧に削って面取りしておきます。
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このまま弦を張ってみたところ、棒状に割った竹が弓なりに弧になってしまうので、ハンドル部分の変形を防いでグリップ部分を握りやすくするために短く切った竹で補強します。
幼児が使うものなので(口に入れたりする危険があるので)接着剤は使わずこのように比較的強度のあるリボンで2枚の竹の板同士を固く縛ります。
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弦を張るチップの部分はナイフで削ったあとに棒ヤスリで仕上げます。ここを丁寧に仕上げないとリムのチップが割けてしまいます。
弓のサイズは30インチ以下で5ポンド程度の強さしかありません。
弦は捨てるつもりで置いてあったファストフライト18本弦の両端を切って、弓の長さに合わせてチップ部分で結んでおきす。
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レストがないと心もとないので、使わなくなったファイルの表紙を矢の乗るサイズに刻んで、2枚の竹の板の間に挟んであります。おもちゃと言えども一応弓なので、なるべくハンドルの中央付近にセットします。驚くことにこの弓はサイトまで標準装備です(笑)
レストを作ったあとに残ったファイルの破片を切って。サイトの部分はハトメました。これで立派なリングサイトのできあがりです。
元々66インチサイズの弦を使ってるので、センターサービングはそのまま使います。
当然ノッキングポイントも付いています。フィストメルゲージを使ってレストとノッキングポイントの位置を合わせておくと矢飛びは安定します(笑)
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15インチにも満たない練習用の完成矢はモチロン存在しないので当然自作になります。長年使ってどちからの端が痛んだプロセレカーボン矢を、アローカッターで15インチ程度に切断します。
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弦は元々46ポンドを18本弦で使ってたものからの流用ですから、5ポンドにも満たない引きの強さでは、リリースしてもノッキングポイントからノックが外れてくれません。ノックは練習では使えるけど試合では使わない程度に痛んだものの幅を少し余分に広げておいてから、弦から外れない程度の幅まで微妙な力加減で狭めます。 |
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使用目的は主に風船割りです。膨らました風船を固定するために段ボール箱をこんな感じに切って窓を作っておきます。手持ちの風船が切れて風船割りができないときはターゲットアーチェリーに変更です。引き尺が安定しないのでダンボールの的紙では跳ね返ってくることがあります。どんな射ち方でも確実に矢がささるように、ターゲットフェイスは発泡スチロールです。弓にサイトを装着してあるのでちゃんと狙えるように的のようにマジックで○印を書いておきます。
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このようにして風船割りをします。
口で膨らませた風船ながら、割れるとクラッカーを鳴らすくらいの大きな音がします。「バン!」と大きな音を立てて割れると娘は大はしゃぎで見てる家族もストレス解消です。風船の膨らましが小さいと矢が跳ね返ってしまい、いつまで射っても風船は割れません。「これ以上膨らましたら割れる!」というところまで膨らました方が跳ね返り矢も防いで風船も一発で割れます。
射つときはこんな感じです。この距離なら絶対に外れません。どうですこのフォーム? 2歳半とは思えないでしょう! 将来はオリンピック選手か?
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風船を射ち尽くしたらターゲットアーチェリーに変更です。矢は3本つくってあるので点数もとれますよ(笑)
調子に乗って私が家族にいいところを見せようと少し離れたところから射つと、矢がそれて壁に穴をあけてしまいました! 幼児用のおもちゃといえども破壊力は結構あるので使用の際は必ず親と一緒でないといけません。
この弓のおかげで天気が悪くて外出できないようなときは重宝しています。私が仕事から帰ってくると決まって「アーチェリーしよう!」と駆け寄ってきます。こんな道具で立派な選手になれるなら安いものですよね。
材料はあり合わせのものと、竹1本(河川敷から勝手に・・・)です。アーチェリーをしている人なら誰でも簡単にできると思います。
皆さんもどうですか?子供がいるアーチャー全員が自分の子供にこれをやらせれたら、日本は世界一のアーチェリー大国になるかも知れませんよ(笑)
(親バカアーチャー)でした。。。。
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