パワーボールウエイト (Power Ball weight)

 写真の上のウエイトは、いつもの思い付きで新潟県燕市で以前に作った、オリジナル「トップウエイト」と「ミッドウエイト」ですが、、、
 またまた、突然の思い付きで作ったのが、下のウエイト「パワーボールトップウエイト」です。既存のミッドウエイトがそのまま取り付けられるデザインです。
 アイデアは「スライディングウエイト」と「フローティングウエイト」の延長で、現実的なものとして突然作ってみることにしました。個人的には最近の、垂れ下がった犬の○○○○みたいなスタビライザーの先端が気に入らなかったのもあるのですが、、、、できてみると、なかなかです。で、昨日できあがってきて、今日の試合で試したのですが、いいです。
 で、何が犬の○○○○より凄いかというと、、、、感覚的には、自動巻きの時計を持ってる方は、あの感じです。
 オリジナルトップウエイトは1個60グラム。こちらの「パワーボールトップウエイト」は、とりあえず中にステンレスボール10個を入れて、全体で85グラム。20個程度のボールが入れられますが、中身がカラの状態から満杯まで重さ調整が微調整可能です。なにも入れなければ、ハッタリ張子の虎ウエイトとしても使えるわけです。
 そしてそれ以上に、、、中に釣り道具屋さんで売っている鉛の重りでも、パチンコ玉でも、もちろんステンレスボールでも入れれば、空間が残っていれば振動吸収(発散)効果があるということです。マラカス、シャシャシャ。もし音が気になれば、キャップの内側にテープを巻いたり、ゴム系の接着剤で塗膜を付けるのもいい方法です。あるいは、樹脂やジェル素材でも入れられます。昔あったように、入手さえできれば水銀も入れることができる(これは自己責任でお願いします。)、ウエイト用「ステンレスケース」と思ってください。重さ調節自由自在、性能作り自由自在のウエイトです。使い方は、使うアーチャー次第で考えてください。
 センタースタビライザーだけでなく、Vバーのサイドバーやコンパウンドのカウンターやリカーブのトップウエイトとしても使えます。

(追記) 最終のカタチができあがりました。5ミリ長くして中の空間を広く、開け閉めしやすいようにキャップ側にローレット加工と、根元側に横穴を開けました。
 そこで中に入れるモノですが、ケースの重さが75グラム。ステンレスボールを10個入れると90グラムとちょどよい重さといい感じで満足しているのですが、、、それではちょっと面白くないかと。。。
 高校生の時なら、たぶん理科室で温度計を数本・・・・ですが、最近は水銀も簡単に手に入らないので、、、そこでなぜか我が家には「タングステンパウダー」なるものがあったのを思い出しました。
 ポイントでもわかるように、タングステンはステンレスよりだいぶ重たいのですが、そのベビーパウダーのように細かい粉です。今、どこで入手できるかは知りません。
 ボール10個と同じ重さにすると、隙間もないので当然カサは小さくなります。とりあえずは入れてみたのですが、たぶん細かすぎて動いている感じがあまりしません。そこで結果的には、ボール5個とパウダーで、希望の重さにしました。ボールだけの時より、カタカタの音は小さくなりました。いい感じです。
 ということで、いろいろ遊べるステンレスケースです。中身と重さが決まれば、中身によってはネジロックなどで開かないようにするのもいいかもしれません。
 ということで、とりあえずは。

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