平成22年1月14日理事会資料1
 
 1. 当日の状況の確認
確認事項
競技会名:第○○回○○○○杯インドアアーチェリー大会
日  時:2009年12月6日(日)
場  所:○○○○○○○○○○○
状況
    午前の部(中学生・高校生)に○○選手がオープンで参加。
    1・2回目を見ていた○○が○○の採点行為に疑念をもち○○審判員に報告し次回採点時に確認を依頼。
    依頼を受けた○○審判員は3回目(9射終了時)に標的面を確認。すでに採点が終了し矢が抜かれた状態だった為、的中孔にて得点を確認。プラクティスも同的を使用していた為、全ての的中孔とスコアカードの得点を特定することは不可能だったが、標的面の的中孔のうち明らかに10点のものが1個、微妙な位置のものが1個の計2個だったのに対して、スコアカードの10点の数は4個。
    ○○に「的中孔10点の数とスコアカードの10点の数が明らかに違うね」と確認したが○○は無言。○○審判員は○○審判員も呼んで確認依頼したが、○○審判員は多数の的中孔があることで確認できず、競技の進行を優先して後で審議することを○○に通告して競技を再開。
   当日の判定
○○競技委員長を含めて審議し、矢が抜かれた後で得点を確認できないことを理由にペナルティなしと判定。競技中に標的面を確認したことにより、ある程度の抑止力効果を期待して審議終了。その後の採点行為を注視して観察したが特に不審な動きはなかった。
    競技終了後、○○から○競技委員長・○○審判員に審議結果について質問があったが、「特に処分的なものは無し」と通告。
  
   以上の状況を出席者全員で確認。

2. ○○本人の状況説明補足
○○審判員が確認した際、的中孔とスコアカードの10点の数が違っていたことは認める。
採点の際、読み上げた点数と採点者が記入した点数の確認を行っておらず詳細は覚えていないが、おそらく言い間違いもしくは採点者の書き間違いでこのようなことになったと思われる。(虚偽申告を認める発言は無し)
   
3. 状況の検証
本来は的中孔とスコアカードの10点数が違っていることを確認した時点で審判員、審判長もしくは競技委員長が何らかの対応を執るべきだった。(スコアの訂正、失格処分等のペナルティ)
今回の競技会の場合、1人1標的の三つ目標的面を使用していた状況と○○の経験年数などから推察すると9射中2〜3射も言い間違い・書き間違いが起きるとは考えづらい。状況から判断すると得点の虚偽申告の可能性が非常に高いと判断せざるをえない。(このことは本人にも伝えた)
か○○らも特に反論もなく、言葉にはしていないが事実を認めたとも推察できる。

4. 再判定
上記を踏まえて参加役員で再審議の結果、今回の記録については承認しないことを決定。記録報告書には参加者(オープン)として氏名は記載するが、記録は空欄で記載。

5. 今後の対応
本競技会での「失格」が妥当と考えるが、当日の○○競技委員長の判定とは大きな開きがあるので理事会での審議を要請します。
仮に理事会で「失格」の判定が下された場合、競技規則第311条7項(2)により全日本アーチェリー連盟に報告。

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