和弓初体験

[ ちょっと最初に ]  このホームページに、たくさんの和弓愛好の皆さんもご訪問いただいているのは知っています。で、和弓の皆さんも、アーチャー同様にいろいろなお考えをお持ちの方がいらっしゃるのも存じています。そこで↓このページなんですが、まったくの門外漢のド素人が楽しい時間を持った、その感想を書いているだけです。服装も動機もいい加減です。承知しています。それをご理解のうえで、よろしくお願いします。。。 m(__)m

 今日、練習に行ったら、立命館大学体育会弓道部の三人の美人射手が遠的(28mの近的と60mの遠的があり、遠的では直径100cmの的を射つ)の試合があるということで、レンジを使われていました。で、興味本位ではあったのですが、いろいろ教えてもらったついでに、素引きまでですが初体験させてもらいました。楽しかったです。ありがとうございました。
 で、結論からいくと、↓これです。
 あ〜、もう少しカッコイイかと思ったのですが、まるっきしアーチェリー(笑)。もっと引かないと。。。(^_^;)  普通は18〜20何キロの弓を男なら使うらしいのですが、これは女性が使う平均的な13.5キロの弓で、やっとです。(2回目の引いた写真がこれなんですが、やればやるほどダメでしたぁ。。。。。)
 
 そこでこんな初心者を見てもおもしろくないでしょうから、興味本位の一部を、、、、
 これらは学生が使う弓具です。ストリングにケブラーなどの最新素材を使っているのは知っていたのですが、弓までもカーボンなんですね。それもこんなロゴまで入っているとは知りませんでした。これも時代なんでしょうか。とは言え、カーボンの弓やアルミの矢は手入れも楽で、狂いが少なく、扱い易いようです。値段も竹の弓矢よりは安いのですが。。。 当然カーボンの弓の方が反発力が強く、カーボンの矢は速く飛ぶのですが・・・・アーチェリーといっしょですぅ。(アーチェリーの道具よりは安いですが。)
 矢はEASTONのアルミ矢、XX75 1813。近的では20などを使うそうなのですが、ここでもEASTON社が独占ですか。(和弓の場合、矢の直径は6ミリ以上という競技規則があります。)
 とは言え昔、アサヒ弓具の小沼英治さんのお宅におじゃました時、奥からボール紙の箱にいっぱい入ったハネを持ってこられて見せていただいたのを覚えています。今では取ってはいけない鳥の石打の・・・ということで、値段を聞くと値段が付けられないほど(多分何百万円、何千万円の単位です。)のものでした。矢にしても何尺の間に節がいくつあって・・・と、こんな大学生が使うカーボンやアルミなどは普及品の普及品なんでしょうね。
 アーチェリーと和弓の一番大きな違いは、矢を弓の右に置くか左に置くかです。和弓の場合、弓の右側につがえる理由が、アーチェリーとは違って親指で掛けて引くためです。そこでこれがアーチェリーでいうグラブ、「弓弽」(ゆがけ)です。鹿皮なのですが、弦が懸かる部分は木で溝が彫ってあります。これがまたリリーサーなのです。今でこそリリーサーは機械式で複雑になってますが、アメリカにおいても1960年代後半まではこのような、溝やフックだけの非常にシンプルな道具でした。ほんとそれと同じ構造になっています。
 
 では、最後に「射法八節」と呼ばれる弓道の基本射型を、
的に一礼して、射位(シューティングライン)に入り、「足踏み」(スタンス)。アーチェリーもこれくらいの心構えが・・・。
「胴造り」から「弓構え」(ノッキング・フック)。スタンスの上に上体を真っ直ぐ乗せ、呼吸を整え、基本の位置を定める。
「打起し」(セットアップ)。ここはアーチェリーの形とは少し違います。
「引き分け」(ドローイング)。
「会」(フルドロー)。アーチェリーで言う「正十字」や「伸合い」はここにあるんです。昔習ったのですが、「雨露の離れ」とか言うんですよね。葉っぱの上から雫が徐々に自然に一点に集まり、満を持して葉先からポトンと落ちるように、リリースはするのですよね。クリッカーに使われるのではなく、自然に引き絞って、自然に離れる。。。。
「離れ」(リリース)から「残身(心)」(フォロースルー)。残すことは最近のアーチャーはもっと学ばなければ・・・・。

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