平成14年3月27日
全日本アーチェリー連盟 様
全国高体連アーチェリー専門部 様
リーグ戦第一戦3月31日開催について
関西学生アーチェリー連盟
会 長 ○○ ○○
委員長 ×× ×××
この度、関西学生アーチェリー連盟における、リーグ戦第一戦において、高校生(2002年4月1日付けで大学入学予定者)の参加を特例的に許可したことについて、各方面の方々に多大なるご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。
形式上2001年度の試合にも関わらず、2002年度入学者の出場を認めるに至った理由は下記の通りです。
1.2002年度の日程が全て決定した後に「世界学生選手権大会最終選考会」を当連盟が主管することが決まった。
2.2002年度日程決定時点で第一戦は4月7日であった。
3.第一戦が4月7日であることを前提に、昨年12月の時点でリーグ戦参加申込書を各大学に提出してもらっていた。(新一回生の人数も含めた部員数でリーグに参加するかどうかを決定してもらっていた、ということ。)
1について、昨年12月、2002年度事業日程を決定・各大学に通知後、全日本学生アーチェリー連盟より、世界学生最終選考会の主管の依頼がありました。この時、6月2日に当連盟で開催を予定しておりました”テクニカルカップ”という試合と同時開催することで主管をお受けしたのですが、後日、「6月2日の開催では世界学生への選手登録申請期日に間に合わない」と全日学連より連絡を受け期日変更を依頼されました。そこで当連盟内で事業日程と照らし合わせた結果、変更日候補として挙がりましたのが5月26日でした。しかしこの日は全日学連主催の”西日本大会”と重なってしまい世界学生の候補選手が出場出来ないことになってしまいます。そこで西日本大会の日程の変更を依頼したのですが、全日学連からは「変更不可能」とのことだったので、当連盟のリーグ優勝決定戦を予定しておりました5月19日に開催せざるをえない状況になりました。(その前の週はアジアサーキットのため)これにより優勝決定戦の日程も早まり、同時にリーグ戦全体の日程を一週間ずつ繰り上げなくてはならない状況になりました。そこで初め、4月以前に開催(年度変わり前の3月31日開催)すると上記の「3」の理由もあり、人数不足になり本来(4月7日)であれば参加出来ていた大学がリーグ戦に参加できなくなってしまうことから、平日ですが、各大学とも授業の始まっていないと思われる4月1日(2002年度の年度変わり)に開催することを決定しました。しかし後日、4月1日が学校行事への参加等の為、第一戦に参加出来ない大学が多数あるとの連絡を受け、結果として今回の特例措置の上で、3月31日開催への日程変更に至りました。また、リーグ戦が最初に4月7日開催(2002年度開催)となっておりましたので、形式上前年度開催となりますが、初めの開催時の条件(新一回生入学後の条件)を整えておく必要があったことも理由に挙げられます。
この決定の際、ご指摘がありましたように「怪我」等の問題は正直、考えていなかった、と言わざるをえません。そのことについては深く反省しております。しかし、「1日ぐらい」と思い軽はずみな考えで決定した訳ではありません。アーチェリーが好きで競技を続けている以上、やはり誰もが「1つでも多くの試合に出場したい」そう思っていると思います。ました、リーグ戦となるとその思いは一段と強いはずです。「2」「3」にありますように、最初の日程決定時点ではリーグ戦に参加出来る、と思っていた大学(新一回生も含めて人数が揃い、出場可能になる大学)が、世界学生選考会が突然入ったことで、第一戦が前年度になり、それでは人数不足で参加出来ない、しかも1試合だけではなく、「リーグ」に参加出来ない、といった状況を作りたくなかったのです。今年度、当連盟は「アーチェリーを楽しんで欲しい」という目標で運営を行っております。そこで今回のような日程変更によって「楽しむ機会」を奪いたくなく、「特例措置」という考えに至ったのです。世界学生に成績の良い選手を出場させてあげたい、という思いで世界学生最終選考会の主管をお受けしたことにより、関西の選手の「楽しむ機会」すなわちリーグ戦参加の機会を奪いたくなかった、という我々の思いをご理解いただければ、と幸甚に存じます。
先にも挙げましたが「怪我」について、もし何らかのトラブルがあった場合は当連盟で責任を持ちます。各高校の先生方にはご迷惑のかからないようにいたします。
また、今回のような「特例措置」は今年度限りのことと約束いたします。今後今回のようなことは絶対に繰り返しません。
最後に、今回の件に関し、様々な方面の方々にご迷惑をおかけしたことを、今一度お詫び申し上げます。当連盟もまだまだ至らないことばかりです。今回の反省を今後活かし、「アーチェリーを楽しんでもらう」ために、よりよい運営を目指していきたいと思います。
これからもご指導の程よろしくお願い申し上げます。
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