線が引けたなら、いつどこで試合があっても心配はいりません。もし、試合で90mの次が30mであれば、1本目をミスしないように考える必要があるのかもしれません。しかし、90mの次には70mも50mもあるのです。例えば、90mで自分の引いた線のサイト位置から射ちだすとします。もし、90mが終わった時に最初の線よりサイトが5ミリ下がっていたら、70mは自分の引いた線から5ミリ
サイトを下げて射ちだせばいいのです。そして、70mの終わりで自分の線より2ミリ上にサイトがきていたら、今度は50mでは線より2ミリ
サイトを上げてはじめます。これは左右の位置関係においても同じことです。 |
試合によって、あるいは天候によってサイト位置は変わります。しかし、90mはどのレンジであっても90mであり、70mも50mも30mも世界中同じ長さです。上下位置は変わっても、そのそれぞれの「間隔」はそう変化するものではありません。もし、このことができて、どの距離でも思い切って自分の射ち方ができるなら、どんな条件であっても1本目が赤から外れることはないでしょう。多分8点以内からはじめられるはずです。 |
公開練習のサイトが試合のサイト位置と同じとは限りません。しかし、間隔はいつも同じです。サイト位置を気にするより、正しいシューティングにいつも努めましょう。 |