ほんとにストリングが切れなくなりました。大昔、「ダクロン」(ナイロン)の時は、伸びることで切れなかったのですが、最近の「高密度ポリエチレン」は高性能かつ切れません。弓も折れません。 |
その過渡期にあった1970〜80年代の「ケブラー」(芳香アラミド)は、伸びない分よく切れました。1000射もてばいい方でした。大体1週間に1本のストリングが必要でした。ところが最近のストリングは、1年2万射でも切れません。個人的には、チェストガードに当たる部分が毛羽立ってくるので交換するくらいです。楽といえばラクですし、自分でストリングを作らないアーチャーが増えたのも事実でしょう。そして何よりも弓屋さんが儲かりません。 |
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と、それはともかくとして。「簡単ノッキングポイント」で、長年(30数年)愛用していた「グリップテープ」でのノッキングポイントを紹介したのですが、実は最近グリップテープも素材が変わって入手が難しいのと、それ以上に近くの物が見えないので、細くテープを切ることができなくなりました。 |
そこで数年前から愛用している「簡単ノッキングポイント」をお教えします。 |
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「紙」です。特殊な糊が付いた付箋の「ポストイット」↑を使っていますが、辞書のような薄い紙でもいいと思います。ポストイットは糊で引っ付くので(いうほど付きませんが)、気に入って使ってます。 |
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糊の付いた部分をカッターで切ります。この時、少しテーパーをつけて切ります。 |
あとはグリップテープの時と同じ要領です。 |
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巻く方向は、サービングと同じようにリリースの方向に締まるように巻きます。適当な大きさ(高さ)のところで、紙を斜めに切って、巻ききります。 |
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位置が決まれば(この方法だと、最終的に位置が決まるまで簡単に動かせます。)、瞬間接着剤(アロンアルファなど)を垂らせば出来あがりです。紙自体も、そして紙の間にも接着剤が染み込むので、確実に固定できます。あとは、ゴム系接着剤(G17など)でノッキングポイントとつがえる部分に皮膜を作って、ノッキングの硬さを調整すれば完成です。 |
どうです。「簡単ノッキングポイント」でしょ。 |