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リムがハンドルにしっかりセットされていることを確認します。 |
ヤマハの弓に限ったことではないのですが、特にヤマハでは最初の一射目で弓に異音がすることがあります。これはストリングの張り方が悪かったために、リムが本来収まる位置に入っていなかった結果、発射時の力でリムが定位置入った音です。その後は問題ありませんが、ヤマハ以外の弓も含めて、ストリングを張った後はまずリムがしっかりセットされているか確認します。 |
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そのためには写真のような方法で、上下ともにリムをしごいてやるのがよいでしょう。もしリムが入っていないと、発射時同様の異音がするはずです。 |
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ストリングを伸ばしてやります。 |
ストリングは温度や湿度の変化以前に、それ自体に捩りが加えられているために使用前と使用後では伸びが起こります。そのため最初にストリングに対して張力をかけることで、より早く安定した状態になります。それは的中やサイト位置の安定にもつながることです。 |
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リムのセットが確認された後は、手で思いっきりストリングを伸ばしてやります。精一杯力を入れても弓の張力にはかなわないので、もっと簡単な方法は矢をつがえずに数回弓をはじいて(空射ち)やる方法です。20〜30cm引っ張って放せば、同等の力がストリングに掛かり、リムのセットと同時にストリングを伸ばすことができます。 |
昔、ダクロンストリングの頃はこの作業でストリングハイトが約1インチは下がりました。現在でも
1/8インチ程度の変化は見られるでしょう。 |