鉄の弓

 木の弓、竹の弓、グラスの弓。そしてハンドルが金属やカーボンでできた弓は、別に珍しくもないでしょう。ところが、リムが金属となると見たことがないアーチャーの方が多いはずです。(クロスボウなら普通にあるのかもしれませんが。)

 
 長さ156cm。鉄のチューブでできた、それもテイクダウンボウ。
 個人的お宝というか、コレクションというか、そんなたいそうなモノではないのですが、こんなアーチェリーの弓を見たかとがありますか?
 全体がテーパーのかかった鉄のパイプでできていて、グリップの中が斜めに切られていて、差し込み式のテイクダウンなのです。
 外観から分かるように、多分初心者の練習用の弓と思われます。20年以上前のモノなのですが、今はチューブの中に錆が目立つので、ちょっとストリングを張るのが躊躇されます。
 しかし鉄でテイクダウンボウを作ったこともそうなのですが、ストリングを掛けるチップ部分の加工には感心させられます。リカーブも弦溝もしっかりつくられているのです。
 さすがスエーデン鋼で名を馳せた、スエーデン製ということなんでしょう。そういえば今でこそ Bjorn と言えば、ノックか的紙しか思い浮かばないでしょうが、昔は立派なスエーデンのワンピースボウのメーカーでした。その弓もちょうど、こんな小さなチップをしていました。
 もしこの弓についてお知りの方がいらっしゃいましたら、情報をお送りください。
High Quality Sweden Steel Sandvik Seefab  Made in Sweden 

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