個人的な感じ

コンパウンドは機械です。それに対して、リカーブは道具です。人間が引き、人間が射つ道具にしか過ぎません。道具が結果を出すのではなく、道具のデータがそのまま的面に現れるのではなく、その道具を使いこなすことによって初めて結果が出ます。重要なのは客観的事実ではなく、アーチャーの主観的事実と経験則、そしてノウハウです。

ハンドルとリムの作り方

リムもハンドルも最先端が「コンポジット」のように語られることがあるが、今あるコンポジットに何らコンセプトや技術を感じない。例えばハンドルはしなった方がいいのか、まったく曲がらないほうがいいのか? 矢をハンドルとリム全体で飛ばすか、リムの反発力を最大に発揮するのか、そんな根本の問題すら語られていない。。。

Black Douglas Mirage

今のハンドルがアルミニューム製であるのは、単にメーカーの都合であるにしかすぎない。重さや減衰率などを考えれば、以前のマグネシュームハンドルの方が性能的には優れるであろう。同じように、ハンドルが金属である必要も本来はなく、仮に木製であったとしても、そこには金属より優れる特徴がいくつもあることを忘れてはならない。

  • 質問処
  • Aiming for the Best
  • オンラインプロショップ

リカーブボウとコンパウンドボウの違い

さも75年前から一貫してリカーブボウを作り続けているように、そして最初からコンパウンドボウを作っているように思わせる宣伝をしているメーカーがあります。(そう思うのは私だけかもしれません。そうだったら、ごめんなさい。) しかし、そのメーカーは買い取ったブランド名の弓が75年前にスタートした、それだけのことです。

アーチェリー(洋弓)と一言で言っても、実はルール上も道具的にも「リカーブボウ」と「コンパウンドボウ」の2つに大別されています。これらは似て非なるもので、まったく違う弓です。
ここアーチェリーDOTコムでは、リカーブを中心にすべてが書かれています。ご了承ください。

これだけは知っておきたい大事なこと

弓に書かれている数値は、あくまで図面上あるいは機械上での測定値にしか過ぎません。実際の使用では、みんな身長も腕の長さも異なります。そしてそれ以上に、フォームも射ち方も、技術も違うのです。高いお金を払えば、弓に書かれた性能が手に入ると思っているなら、それは大きな間違いです。

コンパウンドは専門ではありませんが、コンパウンドボウ用ストリングメーカーの老舗でありトップブランドの「America's Best Bowstrings」社のストリング(ケーブル)のカム別の交換マニュアルが届きました。そして、お願いしたところ公開の許諾もいただけました。参考になる資料です。英語版ですが、ぜひ、コンパウンドアーチャーの方はお役立てください。