Mrs. Ann Weber Hoyt のご冥福を心からお祈りします

Mrs.Ann Weber Hoyt (1922年3月29日−2008年4月5日)
1984年頃の「HOYT」のブランドは売却したものの、リカーブにこだわりコンサルタントとして継続、
買収したEASTONもブランドこそに意味があり Hoyt/Eastonとしていた時代。。。
Mrs.Ann Weber Hoyt のご冥福を、心からお祈りします。
 享年86歳。クリスマスカードが来なくなって久しく、ふと思い出すこそがあったのですが、やはり残念です。
 オハイオに引っ越していたのですね。初めて会ったのは1976年の全米選手権。翌年の全米では、NEETのトリコロールのベルトを貰いました。何度も試合で会いましたが、気の強いそれでいて優しいHOYTおばさんでした。若い頃は知りませんが、写真で見る限り美しい。今、あらためてそんなHOYTおばさんの栄光を見ると、1959年ストックホルム世界選手権優勝(この時はまだ名前が違いましたが)を筆頭に、6度の全米選手権制覇とフィールドでも世界と全米を制しています。HOYTおじさんの奥さんである以前に、これほどの偉大な女性アーチャーが他にいるでしょうか。1972年には殿堂入り。1984年のロサンゼルスオリンピックでは、John Williamsと共にコーチ、マネージャーとしてDarrell Paceの金とRick Mckinneyの銅をアメリカに導き、その後も後進の育成やアーチェリーの普及に公私を問わず努めています。
 1989年に新たに立ち上げたSKYブランドもすでに売却。日本のヤマハ同様、アメリカは大きな星を失いました。世界が金儲けと目先の利益だけに走る今にあって、本当に残念です。今一度EASTONではないHoytの、そしてHOYTおじさん、HOYTおばさんの足跡を振り返ってみたいと思います。
 ありがとうございました。お疲れ様でした。 (今のHOYTは、HOYTおじさん HOYTおばさんのHOYTとは決して同じものではありません。)

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