Earl Hoyt Jr.のご冥福を心からお祈りします

Mr.Earl Hoyt Jr. (1911年6月23日−2001年2月24日)
1976全米選手権にてアン・ウエーバー、ダレル・ペイスとともに。
Mr.Earl Hoyt Jr.のご冥福を、心からお祈りします。
 享年89歳。11月の入院から心配はしていたのですが。初めて会ったのが1976年全米選手権。しかしそれより7年前、高校生でありながら、遠く日本にいながら、アーチャーとして、そして何よりもHoytの弓を作り、多くの世界チャンピオンを育てた偉大な人物として、憧れ目指して今日まで来ました。アメリカのみならず、世界のアーチェリー界において大きな星を失うと同時に、道しるべをなくしたことに心が痛みます。
 Mr.Hoytが目指したものこそが、今の我々が忘れようとしているものではないでしょうか。Eastonが買い取ったのは、単に「Hoyt」というブランド名でしかありませんでした。もしMr.Hoytの心が引き継がれていたなら、Justinの事件をはじめとしてアメリカのアーチェリー界は今日ほどに質においても低落することはなかったでしょう。そしてその影響は遅ればせながら、日本においてまでも同様の「犯罪」として波及してきています。地位や名誉、そして金がこの世界を間違った方向に向かわせつつあります。こんな小さなマーケット、こんなメジャーにはなり得ない世界においてまでもが商業主義のもとで人々の理性と理想を見失わせています。自宅の納屋で弓を作りはじめ、道具だけではなく人づくりを決して忘れることなく、選手と指導者そして道具が一体となり世界の頂点を目指す。商売ではなく、アーチェリーへの情熱と夢の実現を実践し、多くのアーチャーを育て、多くの人々から信頼され、慕われ、尊敬され愛されたMr.Hoyt。
 そんな彼を失った世界のアーチェリー界が今後も発展を続けること、方向を誤らず進み続けることを心から願います。そして後に残ったMrs.Ann Weber Hoytがいつまでも元気でアーチェリーの世界にいてくれることを、心から祈らずにはいられません。
 

Mrs. Ann Weber Hoyt

    Please accept my sincere condolences on your husband's death.

Since I met Mr.Hoyt at 1976 US National for the first time, I have until today being played archery longing for being a player like him. There is no doubt he deserves his respect for an archer, more to it, inventor of the Hoyt bow. This is a great sorrow to have lost him because it means we have lost a great archery star of America and the world as well.

From the bottom of my heart, I hope you will stay healthy to be active in the archery field. At the same time, I hope this sport, even without him, will go on forever.

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