5.5.3.的中孔の印
多くの審判員や選手は、的面の得点帯内側及び外側にある的中孔に印を付けねばならないと考えている。 ある人たちは、マットや的台の木の部分にある的中孔も印を付けている。
FITA競技規則では、“全ての矢の的中孔に印がされており1個の印のない的中孔が確認された場合は、跳ね返り矢は的面に当たった的中孔に従って採点する。”と記述している。
的面とは、的面の得点帯の外側ではない。
的中孔の印付けは審判の責任ではない。競技規則及びこのガイドブックでは、特別な状況のときにのみ、審判員が印付けをすることを求めている。しかし、貴方が的面の交換や得点を調べるときに印の無い的中孔を発見したら、それに印を付け、選手にはその義務があることを選手に注意し、チーム・キャプテンに印を付けた事を告げるべきである。しばしば、ある選手が印を付け、別の選手が矢を抜くなど、選手達は仕事を分担している。審判員がこのような行動をとることにより、的中孔に印を付けることが必要であると、選手は自覚して行くだろう。
経験のある選手でさえ、正しく印を付けていないことに驚かされる。5mm以下の短い線で、十字に印をつけるよう指導すること。いずれにしても、印付けは選手の責任であって、審判員の責任ではない。 |