クッションプランジャー

■2006年9月20日
投稿時間:06/09/19(Tue) 23:42
投稿者名:関東アーちゃ
タイトル:Re: プランジャーを作ってみよう!

バイタープランジャーとか高価なものでは、ばね圧はレンチ無しで調整できますけど、
センターショットの調整をレンチ無しで行えるように出来無いですかね?
チューニングの手間も削減できると思いますがどうでしょう?
 
 たくさんの書き込み、ありがとうございます。
 「バイタープランジャー」をとりあえずは超える、と言ったのですが一日でたくさんのご意見をいただいているので、ちょっとバイターのプランジャーについて書いてみます。
 
 いつの世界フィールドだったか記憶が定かでないのですが、1982年のイギリスか1984年のフィンランドでしょうが、、、、試合会場にワーナー・バイターなる人物がやって来てノックやノッキングポイントの部分になるプラスチックの部品をばら撒いていったことがあります。その頃はまだBEMANのカーボンシャフトが絶頂のころで、それもBEMANからもらって帰った記憶があります。そのこと自体は特に変わったことでもないのですが、今思えばあの時が「Beiter」との初めての出会いでした。
 そして今もお付き合いはあるのですが、このことは知っておいてください。例えば、EASTON社が母体をアルミニューム専業メーカーとするがゆえに、アルミアローの時代が終わりカーボンアローになった今においてもカーボンアローのコアにアルミチューブを使っているように、バイター社の母体はプラスチックメーカーです。それも、ホームページを見れば分かるように、精密機械の歯車などをポリカーボネイトで作るメーカーとしてスタートしているのです。
 それを考えると、バイター社の製品のラインナップを見ると唯一「クッションプランジャー」だけが異質であることが分かるはずです。クリッカーは金属でできていても、単なる金属の打ち抜きであり、売りは樹脂製のポイントが擦れる部分と手で回せるギザギザパーツです。クッションプランジャーのみが、プラスチックをメインとしない本業でない製品なのです。だからこそ、固定するのにわざわざプラスチック製の専用レンチを使ったり、過剰(不要)とも思えるほどのプラスチックのパーツが付属していて高価なのです。金属はバイターの専門ではありません。
 アーチェリーの世界は、安いものを仕入れて異常に高く売っているものもあります。多くのものが、そうかもしれませんが、正直「バイター製品」は高いです。仕入れ自体が、本当に高いのです。それに加えて、最近のユーロ高です。1ユーロ=¥150 です。バイターのプランジャーが高価であるのは本当です。
 しかし、価格と性能がイコールかは別の問題だと思います。ユーロ高を含め、そしてバイターの母体を考えれば、だからこそ今回の企画なのです。
 これはバイタープランジャーの構造です。実は外観の長さほどに「可動軸長さ」や「支点間長さ」は長くなっていないのです。▼ ▼ がそれらの長さです。ではなぜバイタープランジャーが長くなっているのか、です。それは「クリック方式」を採用したことからであり、それゆえに長くせざるを得なかったのです。
 そしてもうひとつ、それゆえにハンドルに取り付ける部分よりクリック部分を太くしたために、異常に多い仕様ができてしまったのです。これは在庫等を考えれば高価になる(メーカーにすれば儲かる)と同時に、アーチャーにとっては互換性のない不便な状況が生まれたのです。
 この「クリック方式」は、バイタープランジャーの特許でもなければ、結構一般に使われている手法なのです。そう考えれば、コストパフォーマンスを含め、本当にバイタープランジャーが現状での最高の製品かは疑問が残ります。

■2006年9月24日
投稿時間:06/09/19(Tue) 23:46
投稿者名:休眠中
タイトル:Re: プランジャーを作ってみよう!

バネでなく油圧とかにできませんかね?
投稿時間:06/09/20(Wed) 08:15
投稿者名:9292
タイトル:Re: プランジャーを作ってみよう!

# 面白くない会議の席では、暇つぶしにノック式のボールペンのばね部分を
# 眺めながら、この部品を流用してプランジャーができないものかと
# 思案していたりします。
リリース時には矢がプランジャーを押し付けるのでチップが引っ込みますが、
戻る時にはばねの反動で矢を跳ねている様な気がしていています。
内部にダンパ部分を持たせて、戻りの際は多少ゆっくりさせたりすると、
何か変わったりしないかな〜と。
投稿時間:06/09/20(Wed) 09:37
投稿者名:凡伊洌
タイトル:Re: プランジャーを作ってみよう!

なぜあんな不安定なスプリングを使っているのかが良くわかっていません。数学的な安定とは又、別物だとは思いますが。
機械の世界では油圧、シリコングリスのショックアブソーバーが普通ですが。
価格も1000円位からです。
衝撃吸収の力、速度、最高圧、吸収変化率、復帰速度等色々です。
是非参考にしてみてください。
投稿時間:06/09/20(Wed) 12:43
投稿者名:メタブラ
タイトル:Re: プランジャーを作ってみよう!

まずはフリクションロスをどう減らすかでしょうか?

芯を出すために出来るだけ端端で指示するのはスケッチ通りですね
あと芯を細くすることで当たり面を減らすのもスケッチ通り
個人的にはバイターは抵抗が徐々に増えるのでNG

スプリグはケースにも芯にも触れない方が良いでしょう
フリクションロスをよび研磨されて汚れも出るので

オイルダンパーの様な構造も以前考えたことが有りますがラジコンを
長くやっていた経験上、外気温に左右されやすいので使わない方が
良いかもしれません。

9292さんが言われているように戻り時にゆっくり戻る方が良いかも
しれませんね、オイルを使わないで出来ればですが・・・

個人的には初期動作を良くするためにも可変バネレートのスプリングを
使用すれば戻り側もいい感じに成るのでは?と思います。

それとarcher氏のスケッチの左上の絵ですが
ケースとピストン部が広い面積で接していると初期動作が悪くなります。
(製作制度が高ければ高いほど)

いかに埃が入らない様にするかも重要ですね
出来ればシーズン中一度もメンテナンスの必要無しに同じスムーズさを
維持できる構造も望ましいとおもいます。
投稿時間:06/09/23(Sat) 01:06
投稿者名:tmr
タイトル: プランジャーを作ってみよう!

なんだかメカマニアの話みたいで細かい話には共感できないんですが、クッションプランジャーって最圧点で効いていればいいんだと思いますけど、どうなんでしょうか?
archerさんなんかは良くご存知だと思いますけど、昔YAMAHAでおまけみたいに弓についてたゴム可動式のプランジャーは扱いも簡単なのでいまどきの若い方には合うと思いますけど。
 
 ということで、もう少しご意見を聞きたかったのですが、、、、ご指名で「ゴム可動式」のクッションプランジャーの話がでましたので。。。。
 その「ラバークッションプランジャー」なるものが、↓これです。1978年頃からヤマハのYTSLUとYTDUに、それまでのスプリング可動式のものに代わって新登場しました。数年後にはスプリングも併用可能な構造にマイナーチェンジしています。中には「シリコンゴムボール」が数個(3個だったでしょうか?)入っていました。
 これも伊豆田さんのアイデアでした。多分今でも革新的と思いますが、それゆえの難しさがあります。この時は標準装備というオマケ的イメージが先行したのも一因ですが、それ以上に手で触った(押した)感じがスプリングと異なるのです。それが悪いというのでは決してありません。例えば、スプリングならある程度の力が加わって初めて動き出しますが、シリコンボールの場合は圧力にそのまま反応してくれます。そして不要に引っ込まず、ある位置(ゴムボールがつぶれたところで)で止まってくれます。
 本当は何がいいのか、そこまで当時はテストもしませんでした(使いませんでした)が、これが世間で受け入れられるには、選手対策も含めてよほどのメリット(得点向上)がないと無理なような気もします。あまりにも「スプリング」に慣らされ過ぎているのです。
 ということで、スプリング以外のクッションプランジャーについて、聞かせてもらえますか?! スプリング以外で、何か方法、アイデアってありますか?
↓ では、次へ

 

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