「Fatboy」にピンノック

 言われてみれば当たり前で、知っているアーチャーは知っているのですが、、、
 インドアで使用する大口径アローがあります。アルミでもカーボンでもいいのですが、例えばVictoryの「VX23」というシャフト。これには専用の「ノックピン」が付属していて、「ピンノック」を使用することができます。ところが同じオールカーボンでもEASTONの「Fatboy」にはノックピンがありません。そのかわりに「ユニブッシング」というパーツがあり、これを取り付けることで「Gノック」などの「インノック」を使用するようになっています。
 「ピンノック」の好き嫌いはともかくとして、ともかくEASTONのこの種のシャフトには「ノックピン」がないために「ピンノック」が使えないのです。
 ところが考えてみれば、「Gノック」が入る「ユニブッシング」で、「Gノック」は「ACE」にも「VAP」にも共通で使えるということは、「Gノック」の代わりにACEのノックピンかVAPのノックピンをこのユニブッシングに差し込めば、シャフト+ユニブッシング+ノックピン+ピンノックの組み合わせでFatboyやアルミの大口径シャフトにも同じ「ピンノック」が使えるということです。でしょう?!
 言われてみれば当たり前なんですが、ところがです。
 インノックは樹脂製なので少しの公差やバラツキがあっても変形して逃げてくれるのですが、ノックピンもユニブッシングもアルミ(金属)製のため寸法が合わないと使えません。実際問題、EASTONのユニブッシングにEASTONのノックピンを入れようとすると、なぜか簡単には入りません。打ち込んでしまうのならいいのですが、変形します。
 ところがVAPのノックピンはEASTONのユニブッシングに対して、ほぼピッタリの寸法で収まるのです(ACE同様にホットメルトなどでの固定は必要です)。
 ということで、これらのシャフトにどうしても「ピンノック」を使いたいアーチャーは、「VAP」用のノックピンをユニブッシングに取り付けてお使いください。それが可能な理由は、VAPのポイントがACEに使えて、ACEのポイントがVAPに使えないのと同じくこちらをご参照ください。
 知っているアーチャーは知っています。

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