質問の前に、これだけは

Victoryアロー

ちょっと仕様と作り方のこと

インドアの話

アーチェリーにおける「インドア競技」だけは、特別です。距離が短いことだけでなく、風が吹かない、雨が降らないという非常に特殊な条件で弓を射ちます。そのためインドアを知ることは、アウトドアをより一層知ることに他ならないのです。それは矢だけでなく、弓もその他のパーツ類も、すべてに共通することです。

試合の時は、お願いします。

矢(アロー)について、もっと神経質になりませんか?! いくら高価な弓を使っても、弓が的に当たって得点になるのではありません。この70センチそこそこの細い棒が90mあるいは18mを飛んで、点数となるのです。だからもう少し、矢のことを考えてみましょう。それと同時に矢は消耗品であることも、お忘れなく。

  • 質問処

非常に重要なアローの基礎知識

本当はこのような蛇行はして欲しくないのですが、蛇行がなければハネはレスト部分に当たってきれいに飛び出しません。だから「パラドックス」なのですが、この目には見えない部分で多くのトラブルや的中への影響が生まれています。

アーチェリーと和弓(日本古来の弓)の最も大きな違いは、アーチェリーは矢を弓(ハンドル)の左側につがえますが、和弓は弓の右側に矢を置きます。(右射ちの場合) その理由は、アーチェリーが人差し指、中指、薬指の3本の指でストリングを引いて射つのに対して、和弓は弦を親指で引き放します。ストリングが解除される向きがまったく逆なのです。だからこそ矢をつがえる位置が左右まったく逆なのです。このことだけは知っておいてください。

アローの話

ポイントなどはこんな機械で作っています。新潟県燕市は金物の町であり、「NC旋盤」は日本の技術、日本の技です。

リカーブボウは道具です。人間が使う道具です。道具が当ててくれるのではなく、使いこなす技術があってはじめて当たります。特にこのパラドックスにかかわる技術(リリース)とそれに合った道具、正しくチューニングをすることは、的中精度に大きな影響力を及ぼします。高価な道具、チャンピオンが使っている道具だから当たるのではなく、自分の技術にあった道具を選ぶことが不可欠です。