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こんなメイルをいただきました。 |
アーチェリーの専門家ではありますが、テニスは素人なので一応テニスの専門家に聞いてみたのですが、ここに書かれている内容はほぼ間違いではないようです。 |
そこでPonさんとのやり取りの一部ですが、、、、 |
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>最近、ダンパー(昔でいう「TFC」)をセンターロッドやサイドロッドとハンドル本体の間に使うことが少なくなりました。その分、ハンドルダンパーとでもいうのでしょうか、可動式の短いスタビライザーをリムセーバー同様にハンドル上部に付けたり、ダンパーウエイトと称してロッド先端部分に付けることが増えています。では、例えばこれらの可動部(ダンパー)を取り外して射ってみるとどうでしょう。あるとないでは、弓の音やシューティング感覚、エイミング感覚が異なります。 |
個人的な良し悪し、好き嫌いは別にして、、、ある程度の長さのあるスタビライザーの場合は可動部がない方がシャープです。手の動き(震えも含め)と弓(サイトピン)の動きがズレることなく連動します。それに対して可動部があると、ソフトあるいはマイルドな動きにはなりますが、エイミング時の動きが手の動きにワンクッション入る(遅れる)感じがあります。ただし微振動は吸収してくれるので、狙いやすくはなります。もちろん音も、あるなしではここでいう「シャープ」を鋭くと読むか、きつくと読むか、「ソフト」「マイルド」をまろやかと読むか鈍く、遅くと読むかの違いのように、どの表現をとるかは個人の好みの部分です。 |
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>ある程度の長さのスタビライザー、「センターロッド」のことですが、センターはダンパーの有無だけでなくダンパーのない場合はロッドそのものの性能が現れます。(判るアーチャーには体感できます) ロッドの性能とはデザインや値段ではなく、軽さも価格も最重要ではありません。剛性や振動吸収、減衰率にこそ価値を見出すべきです。ただし長くても12インチまでのサイドロッドは、ロッドの性能を問うほどにたわむ(震える)こともないので、軽さやダンパーの有無の方が重要かもしれませんが。。。 |
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>ちょっと違う話ですが、、、メーカーがリムを作る時、高ポンド(例えば46ポンドや48ポンドの表示)のリムと低ポンド(例えば24ポンドや26ポンドの表示)のリムでは、どちらが作りやすいと思いますか? |
多くのアーチャーは強いリムの方が作るのが大変と思っているでしょう。ところが、高ポンドのリムを作る方が特に競技用になればなるほど簡単なのです。折れる折れないといった耐久性も含めて、簡単です。それに対して低ポンドは難しくモデルによっては低ポンドを作れないものもあります。 |
高ポンドはカーボン素材なり芯材なりの量や反発力を上げれば簡単なのですが、低ポンドはそこに捩れ剛性や強度を維持しながらポンドを落とさなければならないので、非常に難しくなります。仕様(モデル)によっては、性能もそうですが最小限のカーボン量でもそのポンドまで落とせなかったり、カーボンの本来の性能が維持できないといった物理的問題も起こります。 |
ではそんなリムも含めて、一般的にリムをテストする時に何ポンドくらいのリムでテストするのがいいと思いますか? テストシューターが使える、使えない(強すぎる、軽すぎる)の体力的な部分は無視したとして、表示ポンドで38ポンドや40ポンドくらいがもっとも適しています。それくらいの強さが最もそのリム(仕様)の性質(性能)が現れやすく、射つ側もそれを評価しやすいのです。 |
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